株式会社エマリコくにたち

拝啓、うまい!に背景あり

社長のBLOG

2023.03.29

農作業をしない援農もあっていい

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拝啓 東京農業を応援いただいている皆様

先日は、イートローカル探検隊で、CELEO国分寺でマルシェをやりまして、なかなかの売上でした!
※イートローカル探検隊については、リンクから。

ふだん、隊員たちで援農に行っているのですが、そこの農家さんの作物を中心に揃えました。
中屋農園からはほうれん草とこまつ菜、中村農園は東京うどにいちご、のらぼう菜、榎戸農園からはトマトと長ネギです。
それから、11月に探検プログラムで行った由木農場(日野)の卵も販売しました。

国分寺名産の東京うど、地元ではやっぱり人気がありますね!すぐに売り切れました。
話は脇道に逸れますが、伝統の東京うどが深い室で育てられている様子は、ほんとうに神秘的です。
先日に探検した様子をNewsletterにまとめたので以下リンクからぜひご一読ください。

Newsletter 神秘空間で育つ国分寺の名産

今回、POPも隊員が作りました。なかなか秀逸です!

農業経営というのは、出口あってのことですから、販売するのもまた援農の一環だと私は思っています。
このことを、多摩市の援農ボランティアの集会で言ったんですが、あんまり伝わらなかった感じでしたが……。

都市農業の持続性のためには、都市農業の「中間層」、これが大事です。
「中間層」というのは私のオリジナルの概念ですが、農家でもないし、かといって一般の消費者でもない。農業に何かしら携わっていたり、詳しかったりする市民のことです。
主に口コミやSNSを通じて、あるいは場合によっては今回のようなイベントを通じて、地元の農業について一般の消費者に啓蒙していってくれる方々。これが中間層です。

この中間層の厚みを作っていくことが、都市農業が大事だと多くの市民に思ってもらうために大事だと思います。

以前、国立市で農業ポータルサイトを作る事業をディレクションしたことがあるのですが、このときは市民のボランティアライターを募集する形でやりました。
これもライターさんが「中間層」に育ってくれれば、という狙いでした。

「中間層」になるには、援農に通ったり、自ら市民農園の区画を借りたりということだけではない、色々なルートがあっていいと思うのです。関心の範囲とか、動ける日時とかは人それぞれなのですから。
ライターをやるとか、マルシェを企画するとか、農作業とは直接関係のない”援農”はあっていいし、それが中間層になる多様なルートを作ります

そんな思いで、今日も農業とまちづくりの関係を考えています。
では、今回はこのへんで。

あ、そうだ、エマリコくにたちでは、フラッグシップ店舗に向けてクラウドファンディングをAll or Nothing形式で展開中です(2023年4月27日まで)。いろいろなリターンをご用意しています。
4月に創業12年になるのですが、創業のときの経緯も少し書いてみましたので、ぜひご一読いただければ幸いです。
【地域の魅力は無限大!心ゆさぶる『宝探し型』直売所、開業挑戦中!(Motion Gallery)】
https://motion-gallery.net/projects/shunkashunka-emalico

菱沼 勇介(ひしぬま ゆうすけ)
プロフィール

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株式会社エマリコくにたち代表取締役。
1982年12月27日生まれ。
農地のない街・神奈川県逗子市に育つ。
一橋大在学中に、国立市にて空き店舗を活かした商店街活性化活動に携わる。2005年に一橋大商学部卒業後、三井不動産、アビーム・コンサルティングを経て、国立に戻る。NPO法人地域自給くにたちの事務局長に就任し、「まちなか農業」と出会う。2011年、株式会社エマリコくにたちを創業。一般社団法人MURA理事。東京都オリジナル品種普及対策検討会委員(2019年度〜2021年度)。

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