株式会社エマリコくにたち

社員紹介

STAFF

社会的価値が経済的価値に
つながりにくいことを事業化したい

取締役副社長/渋谷 祐輔

取締役副社長/渋谷 祐輔

「エマリコくにたち」を作るまでの道のりを教えてください。

大学生時代に、障害を持つこどもと遊ぶサークルに所属して、毎週こどもたちと遊んでいました。それ自体はすごく有意義で楽しい活動だったのですが、親御さんとの会話などから、こどもたちが中学・高校を卒業してからの仕事の在り方などに、課題があることも実感しました。また、大学では経営学を学び、別のサークルで商店街の空き店舗活用でお店を運営したりした経験から、「経営」におもしろみを感じました。それらの経験から、漠然とですが、「社会的に意義がある事業でも経営的視点がないと続かない」、「社会的に価値がある事業を持続可能なものにできるような経営スキルを身に付けたい」と考えるようになりました。そこで、私が感銘を受けた著書の作者である経営者が社長で、早い段階からビジネスを自分で動かす経験ができそうなミスミという機械部品の商社に就職しました。経営のスキルが身につけば、自分が有意義だと思う事業に携わるのは難しくないと考えたためです。
前社では、新商品企画、WEB製作、海外新規調達、新規事業立ち上げなど様々な経験を積ませてもらい、仕事もおもしろかったので辞める予定はありませんでした。ところがある日、現在の社長である菱沼に「会社を立ち上げないか?」と誘われて、このタイミングを逃すと、起業に踏み出すのは難しい、迷ったら困難と思われる方を選ぼうと思い、一緒に起業することを決断しました。

現在は主にどんな仕事をしていますか?

取締役副社長/渋谷 祐輔

農家さんの開拓、野菜調達、受発注調整、日々の集荷の管理、新規事業の検討や実施、各店舗の補助などかなり多岐にわたっていますが、農家さんとの接点になる仕事が中心です。今でも週の半分くらいは野菜の集荷をしながら、農家さんとお話をし、畑を見て状況を把握するようにしています。各店の店長からあがるお客様の声を伝えるのも大事な仕事。荷姿について変更をお願いしたり、野菜の不良をお伝えしたり。定期的に作付してほしい野菜を提案し、時には実際に種を購入して渡すことも。販売の現場と農家さんをつなぐ役割を担っています。

これまで働く中で、一番印象に残っている出来事を教えてください。

立川の新店オープンのための農家さん開拓。シンポジウムで知り合いになった農家さんを通じて、ある地域の農家さんを集めてもらい、説明会を実施。吹きさらしのテントの下で、私たちの事業・事業を通じて成し遂げたいことを説明しました。立川でも特に農業が盛んな地域であり、そこで農家さんが集まらなければお店自体が成り立たないのではないかという状況でした。説明後、2,3個の質疑を経て沈黙…。どうなることかと思ったら、いかにも影響力のありそうな農家さんが「俺、出してやるよ」と言ってくださり、そのままみなさん出してくれる流れに。あのドキドキと出してもらえることになったときの喜びは、たまりません。今ではその地域は、うちの中でも最もたくさん野菜を取引している地域になっています。新しい農家さんと出会い、事業を説明して取引を開始する、そしてそれを継続していくことが私にとっては最もやりがいのあることです。

ここで働くやりがいや面白さを教えてください。

まだまだ小さい会社なので、すべてが自分次第であること。自分の工夫・がんばりで目に見える成果が出ることもあれば、至らなさからの失敗も目の前に突き付けられます。
他には農家さん、お客様など顔の見える関係者が多いため、自分たちの事業・サービスのインパクトが良くも悪くもハッキリとわかることでしょうか。農業の現場が変わっていくことが実感できたり、お客様から直接おほめの言葉をいただけることはやっぱり嬉しいですね。
とにかく、自分の行動が結果として現れるスピード感が早いことが特徴です。その分ストレスも多いですが(笑)、楽しいことややりがいを感じることもたくさんあります。

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