株式会社エマリコくにたち

拝啓、うまい!に背景あり

社長のBLOG

2017.02.02

動物園経由、梁山泊行き~チームのこと

拝啓 東京農業を応援いただいている皆様

さいきん、チーム・エマリコに、あまりに多様な、いや多様という言葉では言い表せないほど、キャラの濃い人たちが集まっていて、まあ、「うちは動物園みたいだな」とか、新入社員に「エマリコ動物園へようこそ!」と言ったりするのです。

ところで、こういうキャラ立ちした人が集まっている組織を例えるときに、もうひとつ、梁山泊と言うこともあるわけです。

で、ふと、つい先ほど、お風呂で歴史小説を読んでいた時に、「動物園と梁山泊は違うものだ!」という気付きにハッと目覚めたわけです。

そりゃ違うでしょ、って思われるかもしれませんが。ちなみに、梁山泊は中国の物語『水滸伝』で108人の豪傑が集まった場所です。

動物園の動物たちは、自分たちだけでは生きていけない…笑!飼育員が必要です。あと、たぶん、好き好んでここに来たのではなく、監禁されている(?)わけです。

梁山泊の豪傑たちは、それぞれ一人一人がなにがしかのすごい才能を持っています。一人でも生きていける。でも、あえて田舎の梁山泊に集まってくる。チームを作ることで、すさまじい相乗効果を生み、社会を変えようとする。

 

ということで。「動物園みたいなチーム」というのは、面白いけど、面白いだけで終わっちゃう。どうせなら、チームが世の中に巻き起こすことも面白くなくっちゃ、と思います。

まあ、動物園と梁山泊の最大の違いは、すごいリーダーがいるかどうかなんですけどね。(懺悔。この違い、気づかないフリしようかと思ったんだけど…)

とりあえずですね、リーダーも含め、チーム・エマリコは動物園経由、梁山泊行きの列車となっております。と、宣言しておきます。

もっとも、『水滸伝』はハッピーエンドな終わり方ではないので、そこはマネしないようにしたいと思いますがね。

菱沼 勇介(ひしぬま ゆうすけ)
プロフィール

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株式会社エマリコくにたち代表取締役。
1982年12月27日生まれ。
農地のない街・神奈川県逗子市に育つ。
一橋大在学中に、国立市にて空き店舗を活かした商店街活性化活動に携わる。2005年に一橋大商学部卒業後、三井不動産、アビーム・コンサルティングを経て、国立に戻る。NPO法人地域自給くにたちの事務局長に就任し、「まちなか農業」と出会う。2011年、株式会社エマリコくにたちを創業。一般社団法人MURA理事。東京都オリジナル品種普及対策検討会委員(2019年度〜2021年度)。

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