株式会社エマリコくにたち

拝啓、うまい!に背景あり

社長のBLOG

2020.10.09

地産地消ドリームズ

拝啓 東京農業を応援いただいている皆様

ああ、ホンダという会社は、会社そのものが文化なんだなあ、と思いました。
そう、先日、F1撤退というファンにとって衝撃的なニュースが流れました。

企業が文化を作るのに参加することはよくあると思います。でも、企業そのものが文化になっちゃうってなかなかないですよね。
(ダンダダンの店には「餃子とビールは文化です」と書いてありますが、ダンダダン自体が文化になっているわけではないです。)

ホンダのF1活動は2015年から再開していましたが、鳴かず飛ばずの時期を経て今シーズンは2勝、まさにこれからというタイミングだったこともあり、ネットニュースのコメント欄は批判の嵐になりました。

しかし、それだけの批判が起きるほど、ホンダ界隈は熱い!
アツアツです。
“The Power of Dreams”、それを本気で信じてる。
その熱さをひとつの文化だと言わずしてなんと言うべきでしょうか。

(↓うちにもホンダのグッズはあります)

F1活動の撤退には合理的な理由がいろいろあったと思います、上場企業ですし。
ただ、”The Power of Dreams”を本気で信じてる非合理的な土台に、どんな合理的な文言を投げかけても、ファンが怒るのは避けられないわけですね。これは仕方がない。
事業からは撤退できるけど、文化からは撤退できない。そういうことなんですよね、たぶん。

逆の言い方をすると、文化になるには非合理的であることが必須条件なのかもしれません。
だって、諏訪大社の御柱祭や岸和田のだんじり祭りは、どう見ても合理的な活動ではないですよね……。

↓余談。オススメ動画「だんじり祭りクラッシュ映像集」(山車は1台1億円以上するらしいです……おいおい笑)
https://www.youtube.com/watch?v=NfW5WSVNMW8

翻って、日本で地産地消は文化になっているのか。
うちの直売所にも「地産地消は文化です」って大書してみようか?いや、違和感しかないでしょう。
まだまだ、文化にはなってないということだ思います。

エマリコくにたちという会社自体が文化になるかはともかく、地産地消はなんとか日本(多摩)の文化にしたいものですね。
そのためには非合理的なもの、強い思い入れとか、そういものがもっと必要なのかもしれません。
私たちは冷静にものごとを運びすぎているのではないか……?
そんな風に思います。

私が大学4年生のとき、ホンダに乗った佐藤琢磨が表彰台に上がったときは、比喩ではなく涙しました。
あらためて考えると民間企業を心の底から応援していたわけで……ホンダってすごいな!
(そして、感謝。佐藤琢磨がインディ500を初めて勝ったときに書いたブログはコチラ
規模が全然違いますが、私たちの活動ももっと感動を呼ぶものにしていきたいものです。
まあ、意図的に非合理をやるっていうのは難しいですけどね、だから本田宗一郎は偉大なわけですしね。

とりあえず。
ホンダのコーポレートメッセージにあたるような、「それだ!」って多くの人が思うキャッチコピーというかスローガンを考えようかなとか、そんな風に思っています。

菱沼 勇介(ひしぬま ゆうすけ)
プロフィール

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株式会社エマリコくにたち代表取締役。
1982年12月27日生まれ。
農地のない街・神奈川県逗子市に育つ。
一橋大在学中に、国立市にて空き店舗を活かした商店街活性化活動に携わる。2005年に一橋大商学部卒業後、三井不動産、アビーム・コンサルティングを経て、国立に戻る。NPO法人地域自給くにたちの事務局長に就任し、「まちなか農業」と出会う。2011年、株式会社エマリコくにたちを創業。一般社団法人MURA理事。東京都オリジナル品種普及対策検討会委員(2019年度〜2021年度)。

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