多摩モノレール高幡不動駅を数分歩くと、とうふ処三河屋があります。国産大豆・消泡剤不使用にこだわり、安全でおいしいおとうふを作り続けています。こだわりを守り続けるのは、簡単なことではありません。大豆を国産に限定すると、年によっては収穫の少ない年、できの悪い年もあり、例年の3倍の値段がつくこともあるそうです。また、消泡剤を使わないという三河屋。消泡剤とは、大豆をかまで煮る際、泡を抑えて効率的におとうふを作るためのもの。これを使わないことで、泡の量が倍になってしまい、煮えにくくなったりムラ煮えしやすくなってしまったりと、手間も時間もかかるそうです。しかし、「本物のおとうふを食べてほしい」という思いから、余計なものは使わない三河屋。とうふ作りに必要な大豆、にがり、水のみを使用したおとうふを作り続けています。