玉澤さんは大のラーメン好きということもあり、日々さまざまなラーメン屋さんに行き勉強されているそうです。「食べれば、その麺がどういった原料でどうやってつくられているのかがわかる」という玉澤さん。この麺の分析力を使って、お客様の要望にそった麺をつくり出します。お客様から、「このラーメン屋の麺をつくってほしい」という依頼があれば、そのラーメン屋さんに出向いて実際に食べ、その麺を再現してしまいます。「このスープに合う麺をつくってほしい」という要望にもばっちり応えてくれます。取材中にパソコンをとり出して、ご自身の食べたラーメンの写真をたくさん見せてくれたのが印象的でした。
現在亀製麺さんでは、ラーメンだけで約20種類もの麺をつくっているんだとか!!それは取引先それぞれの依頼を受け、お互い話し合いながら企画を詰めて麺をつくっているから。最初はこの仕事を継ぐのがいやだったという玉澤さん。しかし、「仕事を続けていくなかで、ものをつくる楽しさがわかった。」といいます。
しゅんかしゅんかの人気商品「小麦と塩の生パスタ」をはじめ次々と新商品を開発される背景に、この玉澤さんのクリエイティビティがあるのだと感じました。現在も新たに国産小麦を使った冷麺を開発中なんだとか。思考錯誤をくり返しているまっ最中のようですが、完成を楽しみに待ちましょう。